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Wells, T. P. R.*; 杉山 僚; Han, T. P. J.*; Gallagher, H. G.*
Journal of Luminescence, 85, p.91 - 102, 1999/00
被引用回数:31 パーセンタイル:78.17(Optics)アルゴンガス雰囲気ブリッジマン炉によりサマリウム元素(Sm)を添加したKYFレーザー結晶を育成したところ、予想に反して無色透明であるはずの結晶が黄色を帯びていた。これを解明するためにサイト選択レーザー分光法を用いて結晶の分光特性を測定した結果、SmはY(イットリア)のサイトに3価だけではなく2価のイオンとして置換されていることが明らかになった。Smについては、46本の遷移レベル(4f)の結晶場解析からSmはCの対称性を持つYと同様の位置に配位することが示された。一方Smについては、156本の遷移レベル(4f-4f5d)を同定した結果、3つの異なるサイトを占有してYの位置からずれた場所にフッ素イオンの欠損により電荷補償された状態で配位することを指摘した。さらに、Smの遷移では150K以下の低温領域で、5Dの各レベルを介在したアップコンバージョンが起こることを観測した。
福島 奨; 大道 敏彦; 前多 厚; 半田 宗男
Journal of Nuclear Materials, 114, p.312 - 325, 1983/00
被引用回数:26 パーセンタイル:90.13(Materials Science, Multidisciplinary)高い核分裂生成率をもつ稀土類元素Nd,SmおよびEuがUOの熱伝導におよぼす効果を調べるため、化学量論に近い(U,R)O固溶体(R=Nd,SmおよびEu;0~15mol%RO含有)の熱伝導度をレーザフラッシュ法により700~2000kで測定した。その結果、次のことを明らかにした。(1)熱伝導度(K)の温度変化は、約1600Kまでフオノン伝導の式、K=(A+BT)を満足する。(2)熱伝導度はR濃度が増大するとともに次第に減少する。その減少の割合はEu,SmおよびNdの順で増大する。(3)格子欠陥熱抵抗の実験値は、結晶格子中のUおよびRイオンをフオノン散乱の点欠陥と考えた格子欠陥モデルに基づく計算値とよく一致する。(4)格子欠陥熱抵抗におよぼす結晶格子の歪の効果は、質量の違いの効果に比べて大きい。(5)約1600Kまでの熱伝導度は次式で表される。K=Kuo/(Kuo・We+1)ここで、KuoはUOの熱伝導度、Weは(3)の格子欠陥モデルに基づく格子欠陥熱抵抗である。
北村 正晴*; 篠原 慶邦
JAERI-M 5712, 36 Pages, 1974/05
高中性子束熱中性子炉の炉停止運転に関連して生ずる最適化問題を統計的検索法を応用して数値的に解析した。原子炉動特性モデルはゼノン毒作用ならびにサマリウム毒作用にもとづく反応度効果、および温度効果を含んでいる。最適化の数値結果ならびに応用した検索法の収束性についての考察がなされている。
篠原 慶邦; 北村 正晴*
JAERI-M 5664, 34 Pages, 1974/04
高中性子束熱中性子炉の炉停止後におけるサマリウム蓄積による原子炉毒作用を最小化するための最適中性子束プログラムについて述べている。連続系の問題を時間的に制約をつけて半連続系の問題に変換し、多次元ユークリッド空間内の最適点検索の問題として扱っている。この問題に対して、統計的検索法の一種であるランダム・リワード法を用いて数値的に最適解を求めた。またよく知られた方法の1つであるPowellの方法によっても数値解を求め、両者の比較も行なった。
秋濃 藤義; 金子 義彦; S.F.Hanna*; 黒川 良右; 北舘 憲二
JAERI-M 5399, 39 Pages, 1973/09
黒鉛粒に均質に酸化インジウム、硫化カドミウムおよび酸化サマリウムの微粉を混合し、平行六面体形(808040cm)の不銹鋼製タンクに満した体系中の微分中性子スペクトルを120MeVのLINACを中性子源とした飛行時間法により測定した。この実験結果は、Young-Koppelのモデルを使ったENDF/Aの中性子散乱断面積を入力とする50群のS近似による計算結果と比較されたが、この黒鉛の散乱模型の不確さから予期される範囲を超える大きな理論、実験間の不一致がみとめられた。この原因は主として減速エネルギー領域における中性子漏洩の取扱いの不備によるものと推論された。このため今後予定している高温領域における実験に対しては体系を拡大すると共に密度を高めれば、精密な実験、理論の比較が可能になることが判明した。